第一話『鎌倉大激震』



…感想ではなく、解説が必要なのではないか?な第一話でありました。


では、さようなら、また来週。
で済ましてはいけませんよねぇ。最初から。
(当たり前)
じゃぁ気を取り直して。
(見た人だけには分かって貰えるだろうこのテンションの低さ)
参りましょう↓。



大河ドラマの視聴率はだいたい20%前後で、ということは日本人の約2000万人があれを見たということで、そのうち、あの展開を正確に理解できた人がどれくらいいるか、数えてみていいでしょうか、NH○。


入り方はまずまず。
核となる『元冦』が始まりそうだぞ〜ということで、時宗とクビライを出すのは良し。正妻(西田ひかる)よりかなり魅力的に映された女海賊(木村佳乃)もありでしょう。


そしてオープニング。
フルCGで来ましたかN○K。
下手なのに好きですねェ、こんぴゅーたぐらふぃっく。最近の大河ドラマはこればっかじゃありませんか。
しかも、ばりばり『元冦』の内容を知っていないと分からないような映像ばかり。
見てくれっことですね。えぇ、分かってますよ。見ますとも。

1年間絶対っ。

鎌倉時代物なら、なんでもいいし…。うっごほごほ。
あっ、何か書いちゃいましたか自分。
(白々しい)



さて、問題の本編。
いいなー流鏑馬(やぶさめ)やってみたい。(弓道人)
ではなくて、時宗のお父さん時頼(渡辺謙)が的を2つしか落とせず、更には政治的な涼子(あきらこ)との結婚をすすめられ、嫌がっております。
そこにさっそうと馬にまたがった涼子(浅野温子)登場!見事に的を3つの的全てを射抜いてみせます。
女が流鏑馬をやるのかとか、普通さっそうと登場するのは男の方じゃないのか、というツコッミはしてはいけないんでしょうね。この際。
その凛々しさ(?)に時頼が惹かれ、二人の婚約が成立。しかし、二人の前には三浦一族と北条一族の確執が立ちはだかるのであった。


ここから内容は三浦と北条がどうして対立しているかとか、何で二人が結婚しなきゃならんのだとか、ありとあらゆることに関して説明→説明→説明→説明へ。
(脚本の人が頑張っているのは分かるのだが、全部を台詞だけで説明するのは無理。大学の時にこの時代を専攻した自分にもすっげえ分かりにくかったです。)


時頼は三浦との平和的共存を望むのだが、周囲の事情がそれを許さない。
周りに追い詰められた時頼は、ついに三浦との戦い(世に言う宝治合戦)を決意。婚約の時に涼子と交わした約束(三浦とは戦わない)を破ってしまう。
結果、涼子の父は妻の実家である三浦一族とともに自害。涼子は心に深い傷を追う。
戦いの後、時頼は周囲の反対を押し切って、涼子と結婚する。が、涼子は北条に復讐するため嫁いできたと、時頼に冷たい(どーも新婚早々から夜は別々だったらしい)。

跡継ぎの心配をした大叔父政村(伊東四朗)が時頼に側室(讃岐局、篠原涼子)をすすめると、二人の間にあっさりと子供(後の時輔)ができる。
…それで、いーのか時頼よ。

しかし、けがの功名というべきか、どうやら讃岐局に嫉妬したらしい涼子の夜ばい(ちょっと違う)で、時宗誕生。

『北条時宗』の始まりである。


確かに誕生するまでの経緯はそうでいいのだろうが、もうちっと上手く削れなかったんかなぁ。
だが、スタッフの熱意と○HKのヒットさせようという意気込みは十二分に感じられたので、まだまだ期待はしております。
予告の出来は良かったし。


次回『ふたりの母』
浅野温子vs篠原涼子!!
お楽しみに〜