第十五話『母上、ご乱心』
そ、そんな行かないで下さい涼子様!あなたがいなくなってしまわれたら、喜々さん(涼子様お付きの女房)の美声が聞けなくなるじゃないですかっ!(←そこかい)
(あの、間延びしたようで聞き取りやすい声が大好きなのに〜)
どうしても、夫を殺した犯人を探したい涼子は、時宗の説得も聞かず、ついには、将軍宗尊に「犯人を教えてくだされ!」と直に訴え出る。
(あの、将軍様では説得力ないかも知れませんが、これはとんでもない事です。)
政村に「乱心」(つまり、狂った)と決めつけられ、涼子はその場から引きずり出される。
乱心した母親が得宗家にいることは好ましくない。
(前科がありすぎるからなぁ、涼子さん)
政村は涼子を家から出すよう時宗に迫る。
また、思い悩む時宗。
安房(あわ)国にて日蓮が襲われるに至って(政村の差し金)、時宗は母親に出て行くよう告げるが、涼子は動かない。
かえって、自分のせいで日蓮が頭部に深手を負ったと聞くと、次は時宗が殺されるのではないかと危ぶむ。
両親、夫を相次いで失った彼女はもう誰も死なせたくなかったのだ。
部屋に閉じこもる涼子を政村は力づくで連れ出そうとするが、実時がそれを押しとどめる。
政略結婚のために、離縁した前妻が自殺。
そのせいで息子には恨まれ、知略一辺倒だった自分の所行を実時は味気なく思っていた。
彼は「御両親はあなたのために捨て石になったのです」と、両親が彼女に託した思いを語る。
初めて聞く、両親の覚悟。
娘を思う気持ち。
涼子は息子時宗のために静かに得宗家を去っていった。
一人、残された時宗は謝太郎の元で自分には母を説得出来なかったし、相談できる友がおらぬと愚痴る。
そんな彼に太郎は一人の男を紹介する。
八郎。
長時を殺した暗殺者であり、後の得宗家被官(=家来)平頼綱(たいらのよりつな)である。時宗に見えた八郎は、その風格に平伏して、彼に忠義を誓う。
(ここんとこの描写めっちゃ危ない…。何か、あれじゃまるで時宗にfall in
loveしたみたいじゃないですか。わざとやってませんか、あれ。)
一方、京に上った時輔はあばら家のような南方の建物、義経がいた頃から生きているという怪し気な老婆、意地悪な北方、一癖も二癖もありそうな貴族達に出迎えられていた。
京にいても波乱の種は尽きないよう。
麻世さんの弟役が羽賀研二って、嫌味ですか?えぬえちけい。あと、「まだ、生きてたの!」と母が言ってた清川虹子さんといい、どんどん色物めいてます『北条時宗』…。
これで、これで本当にいいのか!大河ドラマ!!
いや、マジに蜘蛛と一緒に清川さんが出てきた場面では、「『陰陽○』に勝ってる…」と思いました。
次回予告『将軍すげ替え』
また、一人追放。
あと、3691日
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