第二話『ふたりの母』


「涼子(あきらこ)のことはあきらめています」


…ぶっ


すみません、深刻な場面での深刻な台詞に親子揃って吹き出しそうになってしまいました。
二話に入って少しはまとめるかと思ったら、そのまま突き進んでしまったよ、おい、な今回であります。


でも、気のせいか前回より話が見えるような気がする。(あくまでの「気」)そうか、こうやって視聴者を慣らしていくんだな、流石だ、N○K。


子供が生まれたら、少しは心を許してくれるだろう。という時頼の希望的観測も空しく、涼子は「この子に北条得宗家は継がせない」と出産早々、爆弾発言。
この時代、鎌倉の方では割と女性の発言権が強いこともあり、跡継ぎの問題を巡って、北条一族は頭を寄せあう。
そして、このような状況に乗じて、再び、謀反(=北条氏を倒さんとする)の動きが・・・。
今度の企みは足利氏と元将軍、それに涼子の母藤泉尼がその首謀者となっていた。
密かにすすめられる計画。だが、謝国明(宋の商人)の密告により、その企みは時頼に漏れ、謀反は未然に防がれる。
時頼は藤泉尼を遠くに移送(流罪)しようとするが、彼女は涼子(娘)と謀反人(母)の縁を断ち切るため、自害して果てる。
母を殺されたも同然だと、涼子は一層時頼に対して頑なになる。


だけど、その後直ぐに、二人目の子供(宗政)が出来ているのは何故…。


そうして、三年後、(何故か)仲良く育った時宗時輔兄弟は離れて暮らす時輔の母(讃岐局)に会うため、揃って屋敷を抜け出します。(讃岐局は時宗誕生後、時頼よって安達の館に追い出されています。)
途中、辻説法を行う日蓮(奥田瑛二)が人々に石を投げ付けられている場面に遭遇。「死んでしまう」と飛び出す時宗。
日蓮との運命的な出会い…、だそうです。


次回『兄弟落差』
引き続き浅野温子VS篠原涼子(←今回少なかったので、期待)