第二十二話『京の闇』



すっごく、すっごく頑張っていたので、大変申し訳ない気がするのですが、この感想はこーゆー突っ込みが本懐なので、指摘しておきます。
近衛基平さんは、切腹して死んでおりません。
先ず、天皇の前でやることは絶対にありえません。
普通、天皇や貴族は血の汚れを最も嫌います。あーゆー事をするようになるのは、室町(南北朝)時代になってからです。
リアリティがなくなるから、あんまり、あり得ない事をやらないで欲しいです。
ただ、基平さんは確かにこの年に亡くなってます。
病気で。



執権になった。
蒙古への返答も決めた。
しかし、時宗の周囲は定まらず、寧ろ、彼の若さ故に混乱は避けられない状況にあった。(つーか、安定していた時なんてあったか?)
桔梗をはじめとした名越一族は野心を捨ててはおらず、時宗や涼子に揺さぶりをかけてくる。
そして、京では蒙古への返書を出そうという動きが…。
返書を出さずと一端は方針を決めたものの、近衛基平主導の決定に他の貴族達が反発。
上皇ではなく、天皇の元で、基平抜きで評議が始められる。
慣習により評議に参加出来ない基平は、それでも無理に評議へと足を踏み入れる。
が、天皇の反対にあい、出席は叶わない。
屈辱に死にたいと口にする基平。
時輔は、なら、返書を出させないように死ぬべきだと言う。
喀血した口元を拭い、基平は時輔とともに再び御前へ。(基平さん、いつの間に病気になってあらしゃいますんか)
基平は返書を出してはならないと叫びつつ、腹を切る。
介錯をする時輔。
日食により訪れた闇の中、時輔はこの世を「闇」と見る。
変わることのない、変えられない「闇」の続く世だと。


頼綱の結婚で久々に楽しそうな時宗の元に、関白基平の死が報告される。
(しかし、結婚するの本当に嫌そうでしたね、頼綱さん。しかも、堂々と自分は一生を時宗に捧げるなんて言ってのけちゃってからに。結婚してもぬぐえないホモ疑惑。)
その死に方に衝撃を受けた時宗は母の元へ。
そこで、改めて、兄を除くという考えにとらわれる。
しかし、その時母が口にした「日本を一つに」との言葉に、時宗は新たな道を見い出す。
そうして、書かれた時輔への手紙。
時輔を再び式部丞に任命すると書き送るが…。
(時宗が何をもって兄に官職を与えようとしているのか、よく分かりませんでした。答えは次回?)



次回予告『人質』
すみません、前回の予告に先走ったことを書いてしまいました。
忘れて下さい、あのコメント…。
(これだから、下手に結末を知っている奴は…。)


あと、2057日