第六話『博多恋心』


蒙古襲来まであと6007日だそうです…。(うっわ〜、本当にカウントダウン続ける気だよ…。)



ふっ、気を取り直して参りましょうか。
さて、いよいよ松浦水軍の登場です。
この時代というか、日本では海賊を「水軍」と呼ぶ。それは、日本の海賊が「海賊行為」のみを生業としていたからではなく、「貿易商人」であり、「武士」であり、「海賊」であり、「水先案内人」であったためであろう。
故に、登場した海賊佐志房(さしふさし)も謝国明の知り合いだったりして、別に船が襲われたりする心配はなく、一人戦う気であった時宗は皆に笑われてしまったりする。
(でも、佐志房役の藤竜也の顔を犯罪者と間違えても全然不思議はない。)
無事に博多着いた時頼・時宗親子は、対馬まで行って溺れ死にそうになりながらも、色々と見聞を広めた後、鎌倉へと戻ることになる。
謝国明が引き取っていた桐子(日蓮が地震の時、時頼に引き取れと迫ったみなし子)とも、これでお別れ。
時宗は別れ際に貝殻を預かり、無事に鎌倉まで持っていくことを約束する。
(どのへんに、恋心があったのかは、永遠の謎…。桐子は成長の後、時宗・時輔兄弟の心を乱す存在になるらしい。)


一方、鎌倉では、時利を利用した陰謀が着々と進行中。
時利を将軍の縁続きの娘と結婚させ、時宗と執権の地位を争わせよう、という足利氏と将軍の企てである。
だが、時頼の帰還により、計画は失敗。
時頼は小山氏の娘が既に時利の許婚に決まっていると主張し、翌年には時利とその娘祥子(マジ、綺麗な子だった。あれが将来ともさかりえ…)との結婚をとり行ったのだ。
時利、12歳のことである。


次回『執権修行』
日蓮が斬られそうになる、あの話かな?