第二十六話『兄弟の絆』



今回、『時宗』の世界ではあちこちで時間の歪みが生じた模様です。


先ず、ピョンピョンお帽子の趙さん!もうとっくに2ヶ月過ぎてますよ!何故、まだ日本にいるんです。

次に時輔さん、京から鎌倉までいったい何ヶ月かけてるんですか?
日蓮が斬られる前に京を出てましたよね。
竜ノ口が九月で、祝子さんの出産が十二月なんですよ!過去の最高記録では、頑張れば、京から鎌倉までは三日で着くんです。服部と三ヶ月もいったいどこへしけこんでいたのですか?

また、その後、博多へ向かうって…、趙さん、まだいるんですか…。
(歩いてるシーンしか写りませんでしたけど、勿論、船を使ったんですよね!いくら何でも帰っちまうぞ、徒歩で向かったら。)



今回は、話は仲の良い兄弟を如何に引き裂くか、脚本と復活の宗尊親王が知恵を絞る話であらしゃいました。
(何か、ロミオとジュリエットらしいです、この兄弟…。演出家談。)


鎌倉までわざわざやってきた時輔は、時宗に返書を出し、日本を開けと要求する。
対して、既に戦の覚悟を決めつつある時宗は属国になることを頑に拒否する。
二人の話は終止平行するが、時宗はそれでいいと兄に言う。
お互いの道を貫いて、国を支えるニ本の柱を立てましょうと。
互いに兄弟の絆を取り戻さんとする二人。
だが、事態は後嵯峨上皇の病を期に一気に加速する。
幕府の言いなりであった上皇の死を前にして、反北条が「今度こそは」と息を吹き返したのだ。
先頭に立つのは、幕府を追放された前の将軍宗尊親王。(おヒゲなんぞいつの間に…。)
変わらぬノリで足利氏や貴族達とともに、時宗を倒そうと目論む。
ために、時輔に近付くが、相変わらずのつれない態度。
そんな時宗を親王は博多へと隠密に派遣する。
返書の代わりに趙良弼に会ってくれないかと。
そうして、時輔のいない間に進む陰謀。
その動きを察知した鎌倉幕府は、義宗を六波羅へと送り出す。
時宗の兄を信じているとの言葉とともに。
だが…。


今回、寺で孤児に赤飯を配っている頼綱にちょっと驚き。(ええっ!アンタ、時宗以外の人間にもいい顔できるの!←オイ。)
そして、出産ラッシュが全部見られるかと思ったら、祝子さんと祥子さんだけ。
禎子さん(頼綱の奥さん)は?
でも、この当時の出産て凄く大変なんですよね〜。
何でも、出産後、三日間は寝てはならないとか、妙な決まりがいっぱいあるんですよ。それ故、出産時に死亡する女性がかなり多かったようです。
(あ、でも、これ江戸時代になってからだったかなぁ。しかし、妊娠時に夫の浮気が多いのはいつの世も変わらず…。ねぇ、時宗さん。)



次回予告『ご謀反許さず』
とうとう来た…、二月騒動。
色んな方とお別れせねばなりません。


あと1034日