第二十七話『ご謀反許さず』




・・・・・・何故、初めに霜月騒動などを説明する?
次からの話題は二月騒動だろ?
まさか、時宗が死んだ後までこの話は続くんかい?
それとも乳母(めのと)の重要性を説明するためだけにあんなコトを?
(確かに、乳母及び乳母夫(夫の場合も「めのと」と言う。)の政治的影響力は馬鹿にならないものがあるが、それで成功した例は実の所、それほどない。朝廷だったら結構上手くやってるけど、頼綱の方は結局最後…、だし。)


変な所で妙な解説を入れるのは、ややこしくなるだけだから、ヤメレ。
(しかし、頼綱の首から下の動きには笑った。)



博多に着いた時輔は、内密で趙良弼に面会する。
自ら中国語(何故、話せるのですか!?趙さんの日本語にもビビりましたが、兄上が話されると一層違和感があります。)を交えた話し合いにより、蒙古とのよしみを結ぶ機会を手に入れる。朝廷の使者であり、執権の兄という立場が有効に働いたのだ。
だが、彼が京を空けている間に、宗尊親王らの企みは着々と進行していた。
先ず、時宗に返書を出すという帝の文書を渡す。
当然、返書を出さないという方針を決めている時宗はこれを拒む。
それを、朝廷に対する反逆、即ち北条得宗家は朝敵であるとの口実にして、(出た。「朝敵」。昔、いや、最近では江戸幕府を滅亡させる時も使いましたね〜。日本国内のみに有効な大義名分。)その上で、足利と名越が時宗を討つ!
という計画であったが、実行直前に足利泰氏が病死。(中風+卒中だそうです。いい生活してたんですね。でも、この人、この時まで生きていたのかどうか…。ちなみにドラマの中で殺された息子は本当はこのぐらいまで生きております。今にも死にそうな泰氏をがくがく揺り動かした桔梗さんが恐かったです。)
更に、兄時章に「恨みで得宗家を倒そうとするなら出ていけ」と言われた桔梗が、弟教時に祝子と幸寿丸を襲わせる。
妻と息子は無事であったが、時宗は名越氏との戦を命じる。


展開にすっごく無理のある 二月騒動の幕開けである。



時宗に別れを告げられた桐子がほ〜んのちょっと可哀想でした。子供が生まれると、真面目な男はこれだから、ねぇ。しかし、鱗を喰らう竜って言いながら死にましたね、泰氏さん。ってことは桐子って…。



次回予告『あの兄を討て!』
NH○は噂を最大限に利用するモヨウです。


あと938日