第二十八話『あの兄を討て!』
時宗が兄を討とうかどうか苦悩している最中に、当然金色黒坊主のお父様が出てくると思っていたら、いきなりフェイントの白塗りダンサー集団が…。
まー、確かにあそこで父上を出しても何の不思議も、驚きもありませんが、笑う以前に呆然としてしまって、お父様が「時輔を殺せ!」って出てきた時は、思わず「あぁ、良かった」と、とっても安心してしまいました。(慣れって恐い。)
そりゃー、苦悩を表すのにああいう表現もありでしょうけどねぇ、もうちっと考えようよ、演出。(涙)
幸寿丸殺害未遂により、とうとう名越vs得宗家の戦いが始まる。
戦をせぬと今まで頑張ってきた時宗にとってこれは、ある意味での敗北でもある。
名越を急襲した得宗家の軍勢は教時を討ち取り、時章を自害に追い込み、戦に勝利する。(大鎧を着られると、誰が誰だかよー分かりません。だから、教時を討ったのが宗政だと気がついた時は、大いに驚きました。えぇ、本気で目を見開きましたとも。マザコン三男も成長したものですな〜。しかし、桔梗に殺されそうになる「元」暗殺者って…。実は弱いだろう、頼綱。)
だが、戦はこれで終わりではなかった。
捕われた桔梗が事件の首謀者は時輔であると時宗に公言したのである。
時宗はあくまでも兄を信じようとするが、義宗からの文で時輔が朝廷の使いとして蒙古の使者と会っていたこと、時輔の関与を認める証言が他にもあったこと、そして、兄がいる限り消しても消しても現れる火種、周囲の不信…。
生まれたばかりの我が子と亡き父の言葉。
「時輔を殺せ…」
一晩悩んだ末、(何故、いつもいつも一晩悩むのだろう…)時宗は時輔を討つことを、六波羅北方義宗に命じる。
あの兄を討て!
兄弟関係に絞らせてもらうために、今回、他はいっさい省きました。でも、失神された麿様(宗尊親王)はあの後、どうされたのでしょうか?何気に気になります。京の公家さん達は皆さん濃くていいカンジですが、今の所、麿様の次に井上順(一条さん)のハマりようがツボです。(違和感なさ過ぎで。)
これで桔梗さんの出番も終わりなのでしょうか。兄弟、夫婦仲を裂くための御活躍が素晴らしかったです。(あなたはそのためにいたのですよね?あの演技とか発声が、結構好きでした。)
次回予告『さらば、兄上』
…もうちょっとマシなタイトルはないのですか?今回のも何故、「二月騒動」ではいかんのです。(ニセモノくさいからか?)
あと968日
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