第二十九話『さらば兄上』


「あの兄を討て!」
時宗の命を受けた義宗が兵を率いて、時輔のいる六波羅南方を急襲する。
矢を射かけられ、攻め込まれる中、時輔は妻と子達を脱出させようとするが、祥子は最後まで一緒にと夫にすがる。
時輔は子らのためと、祥子を説得して、服部に彼女達を任せると、従者の夢丸とともに討って出た。
時輔と夢丸は互いを庇いながらも、奮戦するが、兵力の差は歴然としており、二人の抵抗もそう長くは保たなかった。
夢丸を殺され、敵に囲まれた時輔は、義宗に最後の言葉を求められるが、何も言わず、放たれた炎の中に消えていった。

義宗より兄の遺髪を受け取った時宗は、祥子等はそのまま下野の実家へ返せと言う。政村が寺へやって出家させなさいと進言すると、これも情けを見せ、鎌倉武士を惹き付けるための政治だと時宗は進言を退ける。
二月騒動の終結とともに、桔梗は佐渡へ流され、宗尊親王は命を守るために出家する。
また、涼子も時宗に代わってその罪を償うために髪を切る。
そうした騒動の余波が残る中、服部が時宗の所に訪れる。
彼が持参した兄の文。
中身を読んだ時宗は…。







↓以下、暴言につき、時輔狂な方はお進みにならない方が良いかと思われます。








今回の驚愕シーン

三刀流の開祖発覚!
両手に刀を持って、口にくわえて戦う手法は、北条時輔によって、二月騒動の際にあみ出さていれた!!

(そーいやー、この人、弓をくわえて馬に乗って現れたこともあったっけ。って、すみません、『ワン○ース』を知らない方には不可解なネタですよね。でも、本気で思わず「ぶっ」って吹き出しそうになりました。あぁ、緊迫した戦闘シーンなのに…。いや、刀を取り替えるためにくわえただけだってこと、分かってますよ〜。その格好のまま2、3人切り倒しただけだっていうのも、よ〜く分かってます。←念のために書いておきます。)


ああああああああ!!お母さま!あなたが出家されてしまったら、き、喜々さんも出家せねばならんじゃないですか!
お願いですから、これ以上、出番を減らすのはやめて下さい〜。
(今回、久々に美声が聞けたと思ったら…。)


流石、宗尊親王。あの往生際の悪さは拍手ものです!
(マジ、頭、剃ってるし…。切った髪をもっかいのせてるし…。そーいえば、お父様も出家された時は、つるつるの丸坊主になってあらしゃいました。今後、もし、時宗が出家なんぞした時には和泉元彌も…でござりますか。)


てか、今回、盛り沢山過ぎます。
全く、濃い42分でした。
はあ。(終わった後、ついついため息。)
しかし、趙さんが出てきた時、すっごい違和感を覚えたのは気のせいですかね。このドラマの主題って、『元冦』だったハズじゃあ…。
あ〜、でも、今回は矢鱈と台詞に矛盾の多い回で、まともなコトを言っていたのは政村さんだけだったような気がします。やっぱり、あの中の良い兄弟を、弟のあの性格で引き裂くのは無理がありますね〜。



次回予告:『長老死す』
今回以上にインパクトのある話を、これから作れるのだろうか…。
あと、恨みを抱いてしまった祥子さんの今後が気掛かりです。



あと927日