第三十話『長老死す』



↑犬以外の何を使えと言うのだろう、この回…。
(ホントに忠犬ハチ公だとは思ってませんでした平頼綱さん。ちっとは自分の野心のために時宗を利用しよーかなーと考えているんじゃないかと…。)



服部の持参した時輔の手紙により、時宗は兄の潔白を知る。
だが、もう全ては遅い…。(この辺り、完璧「腰越状」…。でも、性格+頭脳的には頼朝=時輔、義経=時宗だよな〜。)
激しい後悔と罪の意識に苛まれる時宗。
(「吐いちゃった方がすっきりしますよ、和泉さん」てどうしても言いたくなりました。見ているこっちが気持ち悪くなって困ります。ショックにより、政務に支障をきたしたらしですが、そのあたりは描かれませんでしたね〜。)
動揺する時宗に不安を覚える実時、泰盛、政村の幕府首脳陣。
中でも政村はさり気なく、時宗の後継問題を口にしたり、娘婿の宗政を焚き付けようとしたり、勝手に足利家時と自分の娘との縁組みを画策したりと、虎視眈々と自らの勢力拡大を狙う。
(伊東四郎が政村役であると知った時点でこーゆー感じになるだろうとは予測しておりましたが、多分、実際の政村は…。ぶつぶつ)
時宗の弟宗政によりその企みは早々に露見するが、「そんなにわしは信用ならぬか?」と詰め寄る時宗に対し、政村はまたしても仮病で逃げようとする。
半ば本気で政村に向かって「代わりの執権を」と言った時宗は、無実の兄を殺したという罪に苦しむばかりであった。(ヘタレ)
そんな時宗に頼綱は自らの過去(みなし子、長時殺害)を告白し、時宗の「兄を討った罪を乗り越え」再起を望む。
それに応え、時宗は泣いて膝を落とす。
(ナレーションでこの日から蒙古との戦いに邁進すると言ってましたので、立ち直ったのでしょう。←早いな、おい。)


復活した時宗は早速評定において、連署の政村に釘を差す。
「勝手をしてもらっては困る」と。
対して評定を出ていこうとする政村は、だが、途中で「心の蔵が」と言って倒れる。
また仮病かと呆れる皆に政村は捨ておかれ(狼少年…)るが、一人居残った時宗に苦しみながらも「己の手に余る曲者を泳がせる器量を持て」。そう言い残す。
北条政村、享年六十九歳。娘三人に見取られ最期を迎えたという。



味のある人から消えてくドラマだな…。
んで、何故か(というか暗黙の了解のよーに)生き延びた時輔さん。そこは苔寺ですか?それとも日本一湿度の高い和歌山山中?
どう頑張っても(生き延びたという噂の残る)吉野山中に見えないことだけは確かです。



次回予告『出撃命令』
濃いな、九州の御家人たち…。


あと511日



そー言えば、和泉さん結婚なさるんですね〜。年上の芸能人と。お母さまに随分反対されていたらしいですが、よく、このドラマと同時進行で成功させました。
しかし、2人が知り合ったきっかけが、「ロミオとジュリエット」の舞台だったってのが、また…。