第三十四話『蒙古襲来1』



良かった。(注:内容じゃないです。)


予告で見た時宗のあのふざけた台詞が、対馬の虐殺に対して発せられた言葉じゃなくて、本当〜に良かった。


そこまで現代感覚のトチ狂った歴史ドラマにしてくれようものなら、私は、この回で感想を書くのを止めてやろうかと思ってました。且つ、NH○への抗議電話すら考えてました。いや、本当に本気で。あんな台詞を吐く鎌倉時代の武士なんて、得宗家当主なんて、鎌倉幕府執権なんて、政治家なんて、いるワケねーだろ、この主人公をいい子にしたがり〜の国営放送が!(脚本家か、止めなかった時代考証の人でも可。)博多が落された時であっても、実は充分許せないものがあったのですが、まー、時広さんのぼけているよ〜で鋭い突っ込みに免じて、見逃します。(何様。)





対馬を襲った元軍(多国籍軍)は対馬の住民を女子供も見境なく、虐殺する。(映像ではだいぶおさえられていましたが、現実はもっと凄惨だったようです。後で確認しますが、かつて読んだ本では生きている女たちを船の周りにぶら下げて、鮫に食わせながらそのまま博多まで向かったと書いてあったように記憶しています。小説なのでかなり怪しいですが、蒙古ならやりかねない…。でも、対馬の人も高麗で海賊行為をしていたからなぁ。どっちもどっちか。)


その知らせは異例の早さで執権時宗の元へと届けられる。
時宗は対馬に援軍を送らなかったことを激しく後悔するが、最早、遅い。
彼は本格的な元軍による博多への襲来に備えるため、弟宗政を博多へと出立させる。
「得宗家の者として、博多を守るために死んでくれ」
宗政の妻芳子は「ならば、時宗殿が行かれればよい」と言うが、宗政は「蒙古に勝って生きて鎌倉に帰って来る」と笑顔でもって兄に応える。(マザコン坊やが成長したのう…。しみじみ。やはり、奥さんに鍛えられたのですか?)


時宗は弟に九州の軍勢への米を持たせ、得宗家の蔵を空にし、更に、安達泰盛に対し一通の文を差し出す。
それは「博多が落ちたらクビライ・カーンに自分の首を差し出す」としたためられた書状であった。(怒!)
内容を聞いて時宗に殴り掛かる泰盛。
応戦する時宗。
もんどりうって館から転げ落ちた2人を連署の義政と時広が引き離す。2人は何でも一人で背負い込もうとする時宗に、もっと自分達を頼るよう言葉をかける。(ケンカのシーンで、もっとやれ、泰盛!と思ってしまった。しかし、イイ人過ぎです、義政&時広。特に時広さんはあのぼけつつも鋭い突っ込みをする所がナイスです。今回で一気にお気に入りに昇進!でも、意地悪な役でない石橋さんて、ちょっと違和感。)


対馬を蹂躙した元軍は、次に壱岐を襲う…。(プロレスラー平景隆がイイ味出してました。でも、あの戦い方は凄く効率悪いです。力自慢なら、素手でなく長刀とか棍棒を使って下さい。そーして、何故か戦場で銛を持っていた海賊の兄ちゃんはどうなったのですか?)
裏切り者時輔は元の船からその一部始終を見ていた。


今回の驚愕

松浦党には本当に桐子しか女がいない!(数回にわたるリサーチの結果)



次回予告『蒙古襲来2』
その松浦党の皆さん…(涙)。


『北条時宗』を初めて見た妹が、いきなり北村一輝(平頼綱)に目を付けました。何でや?あと、限りなくヤンキーパンピーに近い彼女が反応したのがもう一人。「宮迫!」。そーか、これが一般人女性の反応か…。


そーいえば、蒙古襲来まであとン日とかいうの、文永の役が終わったら、復活するのかな。弘安の役まであと何日とか。執権死亡まであと何日とか。


いっそのこと番組が終わるまであと何日とか。今日の放送でウソついたトコロは何十箇所とか。(爆)