第三十五話『蒙古襲来2』 今回ほど、邪心も突っ込みもなく、素直に番組を見た回はありません。(←話の楽しみ方として問題あり。) それもこれも松浦党の、佐志オヤジのおかげです。出立の掛け声も、水軍ならではの戦闘シーンもカッチョ良かったです。最後の号泣するオヤジには思わずほろりときました。 そーして、桐子を助けた兄に正直ムカっ腹!てめいのせいだ!バカヤロー!桐子を助けたくらいでちゃらになるなんて思うなよ!佐志のオヤジにぶん殴られろ! 今頃になって私が格好いいと目を付けた直(三兄弟の中では一番タイプであることに今回やっと気付いた。でも、演技下手。)と勇を返しやがれええええ! ぜいぜい。(息切れ) (疲れているので少々キレやすくなっております。御注意下さい。) …何かもう、最後の松浦党でその前の話を全部忘れてしまったような気がするのですが、頑張って思い出しながら今回の感想に参ります。 対馬の次は壱岐。 九州へと向かう道すがら、元軍は容赦のない殺戮を繰り返してゆく。佐志房の命で壱岐へ行った留も元軍によって殺される。 鎌倉の時宗は九州から鎌倉へ送られる情報の遅さに苛立っていたが、こればかりは仕方がない。義政は「武器を持たぬ戦い」をしようではないかと焦る時宗の肩を叩く。 臨戦体勢の博多では、武士達が気勢を上げ、庶民たちは町から逃げ出していた。謝国明も店の者たちを避難させていたが、彼は戦が終わったら再び博多へと戻ってくる気であった。 その謝国明から鎌倉の息子太郎へ、一本の矢が届けられる。 太郎が時宗の元へ持参したそれは、対馬から逃げ延びた者が持ち帰った毒矢であった。 (謝国明のあほ〜〜〜。そんなん鎌倉に送って何の役に立つんだ!暗に戦を始めた時宗を責めるくらいだったら、博多に集結している日本軍に教えてやれ!いくら、日本軍があの毒矢を知っていたら、今後の展開が『蒙古襲来絵詞』に反するからといって、あの展開はどうよ!NH○!少しは冷静にものを考えられる登場人物を出せや!) 時宗はそれを前に、評定でこう宣言する。 「博多が落ちたら、負けを認める」と。 鎌倉が落ちるまで戦うべきだと反発する泰盛。 だが、時宗は属国になっても、民は生き延びる。戦が終われば、それが、民にとっては勝利なのだと、戦の終わらせ方を決めたのであった。 (再び、怒!阿呆や。阿呆過ぎる。この時宗。そんな根性で戦いを挑むくらいだったら始めからやるな。それにモンゴルは1度刃向かった相手には容赦しない。降伏しても下手したら皆殺しにされるだけ、ちゅー相手に時の支配者を無駄死にさせる気かえぬえちけい。そもそも支配者ってのは身勝手だからなれるのであって、こんなヘタレな性格でトップに立つ前に精神面で死ぬわ。本当に役に立たない執権だな。) 壱岐で留を失った佐志房は、博多を目指す元軍の船を略奪する作戦に討って出る。それで元軍をかく乱しようとの計画であったが、勇と桐子らを置いて松浦を後にしている最中に、その松浦が元軍によって攻撃される。時輔の意見によって拠点を築こうとした故の元の作戦。 まんまと元軍の船一隻を奪った佐志たちの目の前で、煙が昇る。彼方で、自分達の砦が炎に包まれている。 急ぎ松浦水軍は(手漕ぎ、大変そう…。)自分達のアジトへ戻るが、既に勇は殺され、桐子は元軍の兵士に追い詰められていた。兵士が振りかぶった剣が桐子の命を奪おうとした時、時輔が現れ、彼女を救った。 佐志と時輔の奮戦により、元軍が松浦を手に入れる事は阻止されたが、留に続き、勇、直も佐志は失う事になる…。 「桐子よぉ、二人を起こしてくれぇ…」 次回予告:『蒙古襲来3』 博多炎上。 あっ、時宗が兄ちゃんの生存を義宗に教えてもらったコトを書くのを忘れた…。 おかしい、私は半分あの兄弟が目当てでこのドラマを見始めたハズなのに。(ふと、振り返れば、兄弟への文句ばかりのこの感想…。) |