実時さんの顔を思い浮かべていたら、ふと目に止まった金魚の画像…。目もとが、ね。 第四十二話『いのち尽きるとも』






無学祖元の言う「石」とは、「結石」のことであろうか…。それは、並々ならぬ苦しみであった事でしょう。お察し申し上げます、執権殿。



時宗が元の使者を斬ったことにより、時輔はよく分からない 新たな決意を胸に鎌倉を去る。また、桐子も時宗の説得を諦め、足利家を出ることにした。
無学祖元に余命五年!(今、二十五歳だろ?死亡したのって○○歳だから、計算が合わない。教えてもらって、無理をしないようにして、寿命を延ばしたのだろうか?)と告げられた時宗は、嘆きつつも、次なる蒙古襲来への備えを万全にしようと努める。
そんな中、正室祝子は時宗に二度目の妊娠を告げる。自分の余命を思い起こし、ひたすら健やかな子を望む時宗に、祝子は不安を抱く。


(兄と桐子が鎌倉に来た意味はいったい…。結局、志はほとんど変わりませんでしたよね。しかも、兄と弟の間にケリがつかないのは兎も角として、桐子との間もあれでケリがついたのですか!?モトヤさん!どこも変わってないようにしか受け取れないのは、あたしの見方が悪いせいでしょうか…?もう、残り二ヶ月しかないんだから、少しは進展しようよ、このドラマ。(涙)…で、松下禅尼をいつまで登場させておくつもりですか?着実に進んでいくのは人死にの多さだけなのにな…。)


実時が突如として、時宗に引退を申し出る。引き止めようとする時宗、泰盛、息子顕時。だが、実時の余命は三ヶ月(本人診断)と残り少ない。彼は苦しんで死ぬ様を人に見せずに死のうとしていた。
自分も病に冒されている時宗は彼の引退を承知するが、泰盛や頼綱はそれぞれの理由で、実時を強引に引き止めようとする。
実時は一年で完成出来る石塁(石築地)の造営方法を訪れた泰盛に託す。
「時宗殿を支えて下され、息子顕時のことも宜しくお願い申し上げる」
そう言って、頭を下げる実時の姿に、息子は涙した。


(…ホントは対立しているハズなのにな、この二人。んで、実時さんの引退も泰盛さんとの対立が理由の一つなのにな、実際…。色々と知っている人間は少々捻くれた心地で、いいシーンも見てしまうのがたまに悲しいです。
ん、よいよ、ピーター。正直、キャスティング(実時=ピーター)を最初に見た時にはどうなる事かとビビってましたが、なかなかにハマってました実時役。)


三ヶ月後の秋。
実時は病に没する。享年五十三歳。識者でありながらも、政治と深く関わった生涯であった。


涼泉尼曰く、「実時殿は扇の要のような方であった」
それを埋めるためと、泰盛は義宗(六波羅探題北方)の評定衆入りを提案する。頼綱は時輔の件を上げてそれに反対するが、時宗はそれを了承する。
要を失った扇は、果たして…?

(いいのか?頼綱。そんな場で時輔生存を公にして。それに、そのせいで時宗の命が危うくなったって、…(思い出し中)あ、祥子さんのコトか!(すっかり忘れてましたあんなこじつけ事件。)それに論点ズレてます。時輔の偽死情報が時宗の命を危うくしたのであって、生存が危機を招いたのではありません。)


てゆーか、京都と鎌倉はそんなに近いのですか?この時代!簡単に行き来し過ぎです、義宗さん。(急いで三日、普通で七日はかかります。)


「悲しいばかりの秋にござりました」

だーかーらー、何が悲しかったか、きっちり説明してから話を終えて下さい、覚山尼!母親が「流産でもしたの?」と深読みしてしまったじゃないですか。実時さんの死だけについて言うだけなら、「ばかり」はないでしょう、「ばかり」は。日本語の使い方が間違ってます。


マルコ・ポーロさんが登場しましたね。「東方見聞録」を書いたからの出番なのですが、彼はこれを留置場で作ったのですよね〜。で、おじさん&お父さんと一緒に元に行ったハズなのに、マルコさんだけなのは、予算 知名度の都合でしょうか。しかし、「東方見聞録」自体がマルコさんのでっちあげという説もあるのです。さも、自分が見て来たように書いておきながら、実は全部彼が聞いたり、想像したりした話だったという…。まるでこの大河ドラマのようなコトをしたのかもしれないのです。


うじきつよし(竹崎季長)は合格です。あの貧乏っぷり 演技は当時の鎌倉一般武士の現実を、この上なく素晴らしく表現しております。
ただ、世の中の変化(武士の窮乏や貨幣経済の浸透)をしっかりドラマの中で示すには…、鎌倉幕府の崩壊の予兆を表すには、全然足りません。
冒頭の説明だけでどうにか出来ると思うなよ〜、えぬえちけい〜。


次回予告:『幕府分裂』
今更何を。
分裂していない時などなかったではないか…。



数日前、ビデオテープの整理をしていたら、『北条時宗』を録画したテープが出て来ました。それも一〜八話がきっりち連続して入っている初期の頃のテープです。あぁ、最初の頃ははりきってビデオ録画して、感想を書いていたんだな〜と暫し、感慨に耽りつつ後ろの八話の予告だけを見てみると、何とその次からが、和泉&渡部の本格登場の回でありました。

「…」

自分は、どうしてこう、人様と反対のコトしか出来ないのだろう。