◆第二話「我が父清盛」◆



口さがない京雀たちが5年もの間、清盛と常盤の仲に気付かず黙ってるなんて絶対にありえねーーーー(ありえねーー、ありえねー(エコー))


*京雀とは「京都の人々」のことです。


京都の婦女子のくせにそんなにうとい時子でどうする。

ゴマキ生ませるためだけにそんなに時間かけて、尚且つ、牛若が寺に入る時の扶持(費用)は一条さんが出してるからって、そんな慌てて嫁がせたりして…。
(実際、常盤さんは京都に帰って来て息子達助けてもらってからは、割と直ぐにえびす一条さんと結婚してるようなんだよな。清盛との間柄を証明する資料があったから、こうしたって、えぬえちけいは新聞で説明していたが、それって、まさかフィクションの『平家物語』じゃねーだろーなー)



<大筋>
五年の間、清盛に囲われているうちに、常盤の腹には子が宿り、牛若は清盛を父と慕い、平家の子らと仲良く相撲をとる仲になっていた。
しかし、清盛が義朝の妾であった常盤の元に通っていると知った清盛の正妻時子は、清盛に異を唱え、清盛も能子の生誕を期に、常盤を一条長成のもとへと嫁がせる。
長成の家へ親子ともども移り住んだ牛若は、母に問う。
真の父は誰か?と。
母はただ、この世の人ではないと答え、平家との交流を牛若に禁じる。



実は常盤さん、清盛に囲われているのイヤでイヤでしょーがなかったんじゃないか。
と最後を見て思ったり。

今回、「京」側の人々が顔見せに出ていた。将来はうえどあやの「うつぼ」。義経の異父妹になる(本当はいなかった)ゴマキ「能子」。お徳の手下?となる「五足」と「烏丸」。
能子を覗いた面々は義経が京都周辺で逃げ隠れする時にそれなりの手助けをすると見た。
が、無茶苦茶汚かったなあ、五足と烏丸の水冠姿。一瞬、浮浪者かと思ったぞ。

まつざかけいこが母親役をする時、子供の1人は必ず、「宗盛」みたいのだなあ。能力がなくて、役に立たない、性格もイマイチ。強そうな母親役の宿命だろうか。実際、宗盛は頼朝に「腰抜け」呼ばわりされ、その評のままに平家の惣領のくせに壇の浦で入水自殺が出来ず源氏に掴まってしまう人なんであれで合っているといえば合っている。



→次回「源氏の御曹子」

前回の予告は魔法使いもタッキーも出してたくせに、ちゃんと出るのは次じゃないか。なんつー、嘘つき予告だ。中井頼朝の出番なんて、実はもっともっと後だろう。そんなのを1話の予告に出すなよ。