◆第六話「我が兄頼朝」◆
いやあ、確かにとても「へなへな」した頼朝でした。あの凛々しく詐欺前科ありの少年がこんな「へなへな」した男に成長しようとは。男勝りな政子さんが思わず殺したくなるのも分かります。いやあとっても「へなへな」しておりましたね。いいなあ、「へなへな」。(←気に入ったモヨウ)
<大筋>
いつまで経っても「僧」とならない源氏の子に平氏は警戒感を強め、覚日律師を通じ、遮那王へ圧力をかける。遮那王を襲ったうつぼの兄は朱雀の翁により都から追放されるが、生き延びさせた源氏の子等へ対する平氏の不安は遮那王の周辺を騒がしいものへと変えていく。蛭ヶ小島に流された頼朝は、無為無力な日々を送りながらも都の動き、平氏の動静には気を配っていた。不穏な周囲の情勢に、遮那王はとうとう鞍馬を出る決意を固める。
→争いのない世界
ええと、確か『時宗』の時もえぬえちけいは「武士」に争いを否定させる言動を繰り替えさせておりましたが、今回『義経』においてもそれは継続されるモヨウです。そんな「武士」はありえねーってまた叫ぶ状況に私は陥るんでしょうか。あんま、中世の武士にアホなコト言わせんなよ。
→へなへな
それでも貴女はその男と結婚するのです、財前政子さん。政子さんは婚期を逃したちょいハイミスというよりも、「男勝り」な女子として描かれてましたな。まあ、関東の女性なら狩りをしたって不思議はないでしょう。この後、どう「へなへな」中井頼朝に陥落されていくのか楽しみであります。
→金売り吉次
ふっふっふ。やっぱそうこなくっちゃ!遮那王を助けると見せ掛けておいて、実は利用する!商人はそれくらいじゃなくっちゃね!清盛が徳子がらみ以外ではイマイチ腹黒っぽさに欠けて詰まらんので、きちっと当時の情勢を踏まえて動く人が見られると凄く嬉しい。とゆーか、安心。十分、遮那王を利用したって下さい。今の所、周囲の情勢にただ流されているだけの小僧ですから。(きっと将来もそうだがな)
→次回「夢の都」
ええっ!もう弁慶も合流しちゃうの!早っ!
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