◆第九話「義経誕生」◆
8時だよ!全員集合!ってな感じで1〜4までの家来が「もう」集まっちゃいました。
早過ぎ。
いくら弁慶も含めて家来の集まり方が全然全くこれっぽっちも分からないからって、早過ぎ。
何も1回に4人も詰め込まなくたって…。しかもナンちゃん伊勢三郎を除いたら、タッキーフェロモンに「参りました〜」ってな野郎しかおらんじゃないか。
もうちっと時間をかけて集めてやれよ…。
<大筋>
遮那王は平家の目を逃れ、吉次らの商隊とともに奥州へと旅立つ。旅立ち前に喜三太、尾張で弁慶、焼津からの船上で伊勢三郎と駿河次郎を義経は家来に迎える。父の最期の地である尾張で元服した遮那王は自ら髪を切り、「九郎義経」と名を改める。烏帽子親のない、後ろ楯のない元服であった。平家は頼朝と義経が手を組むことを警戒して、追捕を命じる。北条義政は平家の言により伊豆に戻り、政子と頼朝を引き離そうとするが、政子は頼朝を夫にと願い始めていた。
→義経(なけなしの)家来衆
今後、同じように訳の分からんタッキー義経フェロモンに惹かれて+藤原の命令で+3〜4人は増える予定。今のうちに揃ったメンツだけ書き出しておこう。
○喜三太:馬を得意とする義経の馬係り。地面に耳を当てて澄ませれば、遠くから来る馬の数が分かる特技がある。他に行く所がないから義経に付いて来た。ある意味ちゃっかり者。
○弁慶:喜三太が1番目を取ってしまったので、2番目の家来にならざるを得なかった本当は1番乗りの人。2番目と知った時には悔しそうだった。だが、喜三太や伊勢三郎が割とあっさり家来にしてもらったのに、弁慶は何日も鞍馬の門前でねばった上に尾張まで追い掛けてきてやっと家来にしてもらっている。義経は坊主に貞操の危機でも覚え何か不満でもあったのだろうか?
○伊勢三郎:しつこい者勝ち。しつこさで言ったら弁慶の方が上だと思うのだが、目出たく3番目。ナンちゃんは盗賊でも家来でもあの時代の人として違和感ないな。
○駿河三郎:「だら」「だに」「ずら」と一応静岡らしき方言の語尾を使用している焼津の人。うじきさんは『時宗』でも熊本弁?を喋っていた。そういうの担当なんでしょうか。焼津から向かった塩竈は宮城県ですよね。…あの船でどこの港にも寄らず外洋を渡ったんですか?よく、無事に着いたな…。
→頼朝&政子
そ、そのシュチュエーションはっ!前の馬からの落馬といい、浜辺での語りといい、少女漫画の「定番」を踏み過ぎてやしませんか。雨と雷の中、小屋に二人っきり(しかも、政子は着物を乾かし中)なんて、パターンにも程がある。
→平家の皆様
ええと、こんなに義経を警戒していたら、やっぱ、頼朝か義経のどちらかを殺していたと思います。確か、義経を捜せ!追え!という命令は資料として見つかってないんじゃないかな。義経は鞍馬に預けられた後、平家に忘れ去られた存在になっていたから、鞍馬から奥州に行けたんじゃないか。
→次回「父の面影」
お、高橋さん秀衡出ますな。てゆーか、うつぼが奥州にいるのは何故?もしかせんでも、うえどうつぼはこんな風にずううっっとタッキー義経に付いて回るのか?壇の浦にまで付いていったら、笑うぞ。
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