|
◆第十話「父の面影」◆
どこが「不都合」なのか詳しく言ってみそ。
と誰もが思ったに違いない。
いいじゃんか、別に御曹子が女の1人や2人囲ったって。全然構わん。無問題。さあ、どこが「不都合」なのか、詳しく説明してみろや、弁慶。
<大筋>
奥州平泉に到着した義経一行。財力と軍事力を兼ね備えた奥州藤原氏に義経が身を寄せたことで、平家は警戒を強める(が、別にこれといって何かするわけでもない)。佐藤継信を見張りに付け、秀衡は義経の人となりを探る。吉次より義経元服の経緯を知った秀衡は義経を見直し、共に馬を走らせるうちに彼を認め、自分を「父」と思えとまで口にする。だが、秀衡の息子達はそんな父親の態度が面白くない。そんな中、嫡男の泰衡が狩りの最中に行方不明となる。
→タッキー義経フェロモン絶好調
平清盛に続いて藤原秀衡も落としてしまいました。恐るべし、義経フェロモン!あんな理由でそんなやっかいな小僧に「父と思え」なんて軽く言っちゃあきません!そのせいで…。(関わった相手を将来次々に不幸に陥れる様は、かつての大河ドラマ『時宗』の時輔を思い起こさせる)
→政子&頼朝
親の居ぬ間にラブラブ進展中。頼朝が「嫡男」であることを母に随分言われたようなことを口にしていた。が、そんなに心配せんでも、他の兄弟は皆完全に頼朝の母上に適うような「身分」ではないのだ。そのあたりはちゃんとお父さん義朝も気を付けたようだ。たくさんの女子に手を出しても、「嫡男」を産む女性は1人だけ。
→不都合
マツケン弁慶がやけにうるさかった。いったい何が「不都合」なんだ。もしかせんでも、お前、やっぱり、それが目的か?
→駿河弁
オープニングを見ていたら、ちゃんと指導者がいた。「だら」「だに」「ら」「ずら」のうち、本日は「だら」「ら」を確認。ナンちゃん伊勢三郎が見送りの際に「だら」と言ってネタにしていた。わたしらは発音に違和感がありながらも、別に「だら」「だに」を変だと思わない耳になってしまっているが、やっぱり視聴者はあの駿河弁が耳につくのだろうか?
このシリーズで1番理解できないのはえぬえちけいが何とか描こうと努力している「人を惹き付ける義経の魅力」だ。家来集めに発揮されているところを見せられてもどこが「魅力的」なのか全然判らない。
泰衡を探しに行った「優しさ」か?あれがいいのか?争いのない世の中を夢見ているところか?何にせよ、もうちょっと「イイ子」だけじゃない「魅力的」な義経も見せて欲しい。
→次回「嵐の前夜」
出たと思ったら、うえどうつぼ退場〜及び鹿ヶ谷の陰謀のようですな。平後白河の魅力が全発揮されることを期待。
|