◆第十五話「兄と弟」◆



やっぱり平家方のエピソードが少ないと話がすっきりするなあ。(しみじみと味わう富士川の合戦←やってないけど)

うっかり、前回の予告で戦闘シーンに期待とか書いたが、そもそも富士川の合戦で「戦い」があるワケなかったんだったっけ。



<大筋>
頼朝立つの報に、平家は平維盛を総大将として追討の兵を派遣する。義経は郎従らと頼朝のもとに馳せ参じ、兄弟対面の後、川の見張り役を命じられる。鳥の飛び立つ音に驚いた平家勢が総崩れとなって戦場を離れ、富士川の戦いは源氏の勝利となる。平家勢を追って西へは向かわず、頼朝は周囲の言を入れ、常陸の佐竹氏追討に出る。戦場で白拍子の静御前を助けた義経らは、鎌倉に古びた住居を与えられる。頼朝の弟である義経と対面した政子は、義経の魅力に気付き、頼朝は先ず、兄弟として酒を酌み交わす。



→乙若、今若
義経の実兄たち。
実際は、義経と同じように頼朝の挙兵に応じて駆け付けているが、ドラマではいっさい出番がなかった。乙若の方が、富士川の戦いの後にある戦いで戦死しているのも無視されそうだな。まあ、そこまでやってる時間がないっていえばそうなんだが。あれじゃあ、まるで、義経には頼朝以外に兄弟がいなかったみたいだ。



→政子、動揺
ああ、ここにもタッキーフェロモンの洗礼を受けた人が…。そんなに動揺する顔に見えますか?政子さん。次回から義経の「魅力」とやらを警戒する役割を一手に引き受けるのでしょうか。でも、今日の動揺は「び、美形じゃない!(政子、どっきどき〜)」にしか見えんかった。



→静御前
『義経記』では義経より何歳か年下なんだが、ここでは同じくらいで通す気のようだ。て、ことは、義経が逃亡を始める時は30歳↑。どうせ老け顔にはいないでしょうが、その年齢設定で「しずやしず…」ですか。



→北条義時、和田義盛などなど
関東武士がだいぶ出てきましたが、何やら平家方に比べて、ちょっと、扱い(キャスティング)が…。まあ、名前が売れてりゃいいってもんじゃないですけどね。えぬえちけいは明らかに殺される方に力を入れてますな。



→次回「試練の時」
政子が愛人宅に放火させた時は、確か長女長男の出産を終えた時じゃあ…。(そんなシーンがあるようには見えなかったが…)飢饉で戦いは2〜3年中断。嫡流と非嫡流の「差」を見せつける、例の「馬引き」事件が間に入ります。