◆第十九話「兄へ物申す」◆



ビバ!行家!

ナイス!宗盛!

もっとやれ!丹後!後白河!平知康!


今年の大河においては、この3つが激ツボ。今回は全部揃っていたので、とっても良かったわ、ふふ。



<大筋>
清盛亡き後の平家は後白河法皇にも距離を置かれ、都での地位が揺らぎ始めていた。東へ兵を送り、墨俣で源行家が率いる軍勢を倒したが、「頼朝動く」「義仲出る」の噂に、維盛と知盛は軍を都へ返してしまう。また、義仲率いる三千の軍が四万の平家方の軍勢を倒したとの報に、東国では平家から源氏に寝返る武士が相次ぐ。東国に睨みを利かすべく、平家は奥州藤原氏の秀衡を「陸奥守」に任命する。「陸奥守」任命は、奥州藤原の平家寄りを示すのではないか、鎌倉では義経配下の元秀衡家臣佐藤兄弟と義経に嫌疑がかかる。義経は兄に物申して、嫌疑を晴らそうとするが…。



→3たぬき
草刈さん平知康が加わったことにより、朝廷に「3たぬき」が揃った。頼朝の喰えない手紙を前に、ふんふんと額を突き合わせている様子は、まさに、腹黒たぬきが3匹。頼朝との「いい勝負」を期待しております。



→宗盛
清盛亡き後は、法皇の掌でほれほれと弄ばれている様が、苦笑を誘う。ここまで徹底していい個性を持たせてもらえる宗盛なんぞ、そうそういない。父清盛、兄重衡をしのぐ「活躍」っぷりに目が離せませんったら。(もう、既に印象薄いもんなあ、父と兄)



→行家
どうしたことか。この叔父さんが出て来ると、義経が生きます。家来連中もイイ奴ばっかりなんで、こういうアクの強い人が相手じゃないと、「イイ子」は輝きませんなあ、やはし。この人と話していると、頼朝の「知略」も光る。墨俣の戦いはどちらかと言えば地味なので、飛ばされるかと思っていたんだが、今回、きちっと行家を描くために使ってくれたよ、良かった、良かった。
でも、義経の同母兄義圓戦死は無視されたな…。



→範頼
キャスティングの割には思った程、イイ味が出なかった人。どちらかと言えば、宗盛に近いような面のある異母兄なんだが、なんか、イイ人くさい扱いだった。せっかくのヨシズミ個性が生きないから、イイ人は止めて下さい(←オイ)。
(唯一と言ってもいい「地元(=遠江)出身」の鎌倉武士なので、できれば影が薄いまま終わって欲しくない)



→次回「?」
きゃ〜!大姫!出るじゃない!やった!
ちらっと出た姫に気を取られて、↑タイトルを忘れた。