◆第二十二話「宿命の上洛」◆
まさか、ここまであの屏風を引っぱって来るとは…。
本当に<宗盛>さんについてはきっちりと描いている。
いっそドラマのタイトルを「宗盛」にしてもいいくらいだ。
間違ってる。間違ってるよ、えぬえちけいの力の入れ方…。(私は嬉しいからいいけどね)
<大筋>
北陸での連戦連勝を受け、義仲勢はいよいよ都に迫る。平家は都の守りを固めようとするが、平家方3万に対し、義仲は5万。平家の世は既に斜陽であった。平家の敗走に後白河法皇は宗盛を責める。比叡山と通じ、都への入口を開いた義仲は、近江から都へ兵を進める。知盛が1千の兵で迎え撃とうとしたが、対する義仲の先鋒は1万。知盛は戦わずして取って返し、宗盛に都落ちを進言する。
平家の都落ち…。戦わずしての敗北。宗盛は福原への遷都に平家没落の端緒を見、都に近付く義経は、宿命の対決を憂えていた。
→3たぬき
朝廷の3たぬきは今日も健在。もう宗盛さん、掌で転がされまくってます。来週の法皇の逃げっぷりが楽しみ!予告の法皇さんがとっても素敵だったわ。
→宗盛
いや、ホント。堅実に伏線が張られていて、それが全て「宗盛」という個性に結実してます。鶴見さんの演技の良さもさることながら、「宗盛」に関しては脚本も丁寧。まさかあの屏風がここまで生かされるとは思ってもみませんでした。(焼かれなかった屏風が今後義経の手に渡ったりするのかな?)息子に嫡流の鎧を着せて喜んじゃってるあたりも、腹が立つ前に「それでこそ、宗盛」などと思ってしまいます。福原に遷都してから、平家の斜陽が始まったというあなたの考えは、八つ当たりのようで当たってますよ。
→巴御前
義仲に向かって激を飛ばしているだけで、「ちっとも」戦いませんなあ。この調子じゃあ、本当に戦う場面は1回きり…、いや下手したら、そこもお徳さんのナレーションで済まされるかも…。そんなの源平の話じゃあらへんで。
→いい子ちゃん
さあ、出ました、えぬえちけいお得意の「イイ子ちゃん」主人公です。武士なのに、平安時代末期の人なのに、平家の武将の首を晒して歩き回らせた人なのに、ふざけたことヌかしてるよ!イイ子ちゃん、全開だよ!あたしが、1番見たくない武人だよ!でも、現代人が時代劇つくるとこういう間違った、有り得ん人ばっかなんだよなあ。前の時宗もあーだこーだヌかして、でも結局人殺しばっかさせる人だったんだよなあ。これから大量殺戮する源平合戦の主役がこれか…。民家に放火するし、非戦闘員も殺させるのになあ。そんな義経じゃあ、主役にならんのは分かっているが、あんまバカなこと抜かすもんで、どうも腹が立つ。今回、「平家」に焦点が当たってて、話の大半が裂かれていたから、まだ良かったよ。
→次回「九郎と義仲」
逃げる法皇さんが楽しみ!宗盛、頑張って追い掛けて!(逃げられるけど)でもって、本当は「伊勢」で待機しているハズの義経さんは何故だか都にいるようですなあ。また戯言を義仲の前で抜かすようです。あー、そこんとこ、いらんなあ。
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