◆第二十四話「動乱の都」◆
→<前回>なじょしてそんな変心しちまうのか、じっくりと見せてもらおうか。(説得力は低いと予想している)
予想通り…。
始まって10分あたりまでは義仲をかばう気持ち満々だったのに、終わる5分前には討つ気満々になっている。なのに、変心した理由がよく分からない!?
どうしてそんな心変わりしてるんだ!?
法皇を襲ったからか?
その程度で義高の父親を討つって?
それは、いったいどーゆー義経だよ。
優しくも何ともねーじゃんか。
都人だったから、朝廷の権威に弱いって言いたいのか?
ったく、毎度毎度説得力に大いに欠けるドラマだぜ。
<大筋>
義仲との話し合いの帰り、義経は木曽勢に襲われる。義仲の愛妾巴御前の指図であったが、義仲が割って入り、事無きを得る。義経は京都の情勢をありのままに頼朝に伝えることを躊躇うが、弁慶はいずれ誰かが知らせることを伝えないのは、義経にとって不利になると義経を諭す。平家追討の院宣により、西国へ平家との戦いに出た義仲にもとに、都での行家の不穏な動きが知らされる。行家も平家追討に出るが、知盛率いる平家勢に破れ、行家は摂津へと逃亡する。都に戻った義仲は、彼を見限り、頼朝と手を結ぼうとする法皇を捕らえ、幽閉する。
義仲追討の院宣を得た頼朝は、範頼に兵を与え、都へ上らせる。
→逃げ逃げ法皇
今回は逃げ損ねました、残念!
でも、相手を拝んで助けて下さいって、法皇ともあろう者がそこまで簡単に身を落とせるのか?後白河法皇ならやりかねんと感じてしまわないこともないですが…。
→義仲VS平知康
法皇のお使いの相手をする時には、平服じゃああかんというのも無視し、鼓を打つマネをして相手を愚弄する義仲は、確かに「政治力」の欠けた人物ではある。が、義仲役の小澤征悦さんの演じ方のせいだろうか、阿呆というよりは、寧ろ、既成の権力に敢えて対抗しようとしている気骨武者に見えた。
ただ、天皇に成り代わる発言は、当時の感覚として無理があった。そこまでの反骨に満ち、既成の権力を恐れぬ人物なら、何故、あれほど都に憧れ、こだわったのか。ただ単に暴走しているだけに見えて、上の気骨見せの良さが半減してしまった。
→平頼盛
そーいや、平家団欒にも全然顔を見せてなかったね。義経さんは軽く流してますが、その人の母上が頼朝を助けてくれなかったら、アンタの命もなかったんだよ。もうちょっと有り難そうにしなさいって。
→心変わり義経
戦は嫌だ。身内どうしでの争いなど。と散々言っておきながら、心変わり早っ!
しかも心変わりの理由が「逆賊」になったからだなんて。
アンタの優しさって、何なのさ。
しかも、「わたしが討つ」って、もー、殺る気満々だしの。
何ちゅーか、本当に「出来の悪い」義経像だな。
→手古奈
てっきり、平家と一緒に都落ちしていったのかと思ってました。また鎌倉に行くのですか。頼盛さんの所に仕えるなら、再び都に戻って来られますが、鎌倉に行って、万が一、政子さんに出会ったら、どーするんでしょうか。無茶苦茶怖がってたのが嘘のように大丈夫とか言ってます。そして、この人は何のために平家側、しかも時子さんの傍にいたんでしょう。どのような意味があったのか、全然分からないんですが。(これから使うことがあるんだろうか…)
→次回「義仲最期」
落ち延びた巴御前は後で何かやらかしてくれるそうですな。今回ようやく長刀振るっている場面がありました。でも、敵を倒しているようには見えなかった巴さんに今後いったい「何が」できるのか。えぬえちけいをののしる用意を万全にして見てやりましょうか。
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