◆第二十五話「義仲最期」◆
う、宇治川の合戦なのに、あの先陣争いがないなんて…。
そして、喜三太が馬に乗って戦ってるのに、1番べっくらこいた。馬の口取りが馬上にて戦場に出るなんて聞いたことねェぞ。
<大筋>
鎌倉勢10万。義仲勢4千。更に河内にて行家が挙兵し、義仲勢はそちらにも兵を取られる。近江瀬田から範頼、宇治から義経。義経は(吾妻鏡には2万5千騎で)都入りし、法皇を救い出す。瀬田へと討って出た義仲勢は範頼勢に破れ、都落ちする。途中で巴御前と別れ、その後、粟津で討たれる。平家は鎌倉勢の都入りに、かつて頼朝、義経兄弟の命を奪わなかったことを悔やむ。都入りした義経は法皇に院の警護を任される。義仲を裏切った行家が義経を訪ねて来る。義仲の悪口を述べる行家に義経は嫌悪を露にし、身内同士の争いの醜さに久方の母との再会を望む。だが、母は以降、会うことのないよう、義経に告げる。
→宇治川の合戦
何かにつけて、梶原景季をクローズアップするから、あると思っていた「先陣争い」がこれっぽっちもなかった。合戦シーンは割とリアルだったが、ン万単位の戦いには見えなかった。義経の郎等を前面に出したいのは分かるが、たった6人で戦いの趨勢が決まったら、誰もあちらこちらから無理矢理に兵員を集めたりしないよ。
→常盤御前
美しさはそのままでしたが、きちんと「白髪」があらしゃいました。義経は清盛ではなく一条さんをお父さんだと思ってた方が、幸せだったよなあ。ドラマでは常盤さんがもう一条さんに関わってくれるなと言ってましたが、本来なら、一条さんと常盤さんの間に生まれた良成が義経陣営に加わり、文の面で兄をサポートをしました。この滅多に出て来ない義経の異父兄弟、見たかった。
→巴御前
やっと戦闘シーンが出た、と思ったら、最後の最後だった。かの巴御前なら、もっと戦いに活躍する場面が欲しかった。討ち取られた義仲の首が京の市中を引き回されたのだが、来週それを見に出てくるのかな。
→後白河法皇
義経がこの性格のままだととっても手駒として扱いやすい。目がもう露骨に「扱いやすそうじゃ」と物語ってました。「元」都人であっても、その「元」が大事、それだけで同類だと思うのは、当時は田舎への偏見も相まって、傲慢に見えても、彼らにとっては当たり前なんだよなあ。現在の京都の人にもこういう傾向は生き残ってて、たまに腹が立つ。
→義経
つか、今更身内同士の争いなど、なんて言わないでくれる。てめえこそ、討つ気満々だったじゃねーか。義高のことを少しでも気にしたか?ええ?行家を見て腹を立てているけど、アンタも同類・同罪なのよ。イイ子ちゃんぶるなよな、けっ。
民家に放火して、動けない人を焼死させた事実が、当たり前のようにカットされてて、良かったよなあ。はっ。
→次回「修羅への道」
静vsうつぼか?
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