◆第三十六話「源平無常」◆
平家滅亡したので、復習です。だから、選挙行ってない人は行って来てね、8時で終わりですよ〜という内容かと思わせておいて、義経に「疑惑」を抱かせる話だった。
<大筋>
平家が滅亡し、義経は勝利を収めるも、その心には達成感と共に虚しさがあった。戦を見物に来ていたお徳と、どうしてこうなってしまったのか、と昔語をするも、それが世の流れとの答えに行き着くだけであった。
三種の神器のうちで宝剣だけが未だ見つからず、安徳天皇の行方も分からなかった。義経は宗盛、建礼門院を問いただすが、二位の尼(時子)が…との返事しか得られない。ようやく再会できた妹能子に、義経は共に暮らそうと申し出るが、能子は平家の娘として生きていく覚悟であると兄の申し出を断る。
→回想
オープニングで「回想に出演する人達」とわざわざ断り書きが出たので、ああ、今日は回想なんだなと分かる親切なテロップであった。前からこんなんだったっけ?
→宗盛
死に損なう、というのを頼朝に予想されていた、というのも出して欲しかった。鎌倉にいる頼朝にまで見抜かれる「へたれ」ぶりは今までにもしっかと発揮されてましたが、今日はお母さん死んじゃったと知って、泣いてましたね。この「へたれ」ぶりもあと少しか…。あとどのくらい出番が残されているのだろう。(この人がいなくなると、ただでさえ少ない楽しみがまた1つ減ってしまう)
→せめて襖越しにでも…
建礼門院様と顔を突き合わせて話している義経に、ええ!(驚)
相手は天皇の生母なのに、いくら戦地で御簾(みす)がないからって、平気で顔を合わせている上に、たかだか従五位下の下っ端に「直答」可なんて…。せめて、襖越しで取り次ぎありにしてあげればいいのに。
→疑惑
<あの>政治感覚0の義経が、守貞親王=安徳天皇と気付いたらしい。なんたる勘の良さだろう。(カモメと会話できる人だしな…)
で、その疑惑に何の意味があるのだろうか?まさか、義経の優しさを(今更)強調するため?
そもそも天皇は捕まったって、絶対に殺されないのに、どうして入れ替えてわざわざ守貞親王を道連れにする必要があるのか。捕まってもせいぜい寺に入れられて坊主にさせられるくらいなのになあ。
(そーいや、歴史上で平家が安徳天皇を道連れにした理由ってなんだろう?後ろ楯もないのに、1人残すのは可哀想だからか?でも、元天皇にそんなに酷いことはできん筈だし。それより将来的に源氏に危険視される可能性を危惧したというの方が説得力があるかも…。いや、それも無理がありすぎるな)
→次回「平家最後の秘密」
まあ、生き延びさせた意味をきちんと見せてもらおうか。あ、早くも義経ピ〜ンチになってますな。兄のように頭の回らない弟の本領発揮です。
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