◆第四十一話「兄弟絶縁」◆
この兄弟の間に絶縁するような「縁」なんかあったっけなあ…。
<大筋>
頼朝から鎌倉入りを許されなかった義経は、平宗盛、清宗親子を連れて京都へ向かう。頼朝は恨みを抱いたであろう義経に不安を抱き、安達を送って平宗盛親子を討たせる。同じ頃、南都に送られた平重衡も寺の坊主達によって首を刎ねられていた。ここに、平家一門の清盛の血を引く息子達が(ほとんど)滅する。
→宗盛斬首
ええと、あなた本当に宗盛さんですか?その勘の良さ、自己反省、穏やかな物言い…。とてもとても当人とは思えません。死を前にして流石にカッコ付けないと様にならないと張り切ったのでしょうか。実は影武者で後ろに本物を隠してません?
それでも、息子を助けてくれと願う親心にはちょっとほろりときました。
本当は二十一日にあなたが義経の家来の橘公長に首を斬られ、二十二日に南都で重衡が坊主どもに、二十三日に息子清宗が、という順番でしたね。
でもって、安達さんどころか、誰1人近江まで来てなくて、義経が自分の判断であなたと息子を殺したんですよね。
そんな感謝したような顔で死んじゃいけません。
→義経
自分で首を刎ねたくせにそれで鎌倉と「絶縁」なんて、イイ子ちゃん義経が再び全開になってきました。この人は調べれば調べる程、フィクションと実像に差があり過ぎます。
どうしたら、コイツが悲劇のイイ人ヒーローになれるんでしょうか??
兄を討つ令旨も法皇が無理矢理押し付ける形にするんだろうなあ。本当は自分からやる気満々で「兄を討たせろ!」って言ったくせに。
→重衡
いやあ、泣かせる夫婦の姿でありました。
良いですねえ。平家はこんなに丁寧につくってもらえて…。形見に噛み千切った髪をもらっていくのも良いですが、後々、獄門にかけられた首を奥さんが持って帰って供養する方が(無理があるとは思いますが)見たかったなあ。
てゆーか、平家が出なくなるまで10ヶ月もかかるって何事。あと残り2ヶ月じゃないですか?これで本当にこのドラマのタイトルは「義経」なんだろうか…。「平家と義経坊や」ってのが真相じゃないか。
→久々3たぬき
宗盛亡き後の楽しみはこのお三方の妖怪っぷりくらいかな。今日も今日とて、義経利用する気たっぷりで、企み顔もばっちり。悪役はこれくらい堂々としてないとね!
→次回「鎌倉の陰謀」
何やら懐かしい匂いのするタイトルだ。都にいる弟(兄弟)を討とうとする内容も類似しているしな。
あれ?次回で正妻さんとお別れするの?
じゃあ、誰が平泉まで付いて行くんだ?
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